偽電気ブラン。

読んでいた本に、そういう物が出てきた。


電気ブランっていうのはブランデーにジンとワイン、それからキュラソーを混ぜて、
更にソレに薬草を漬けてやっとこ完成するらしい、明治時代生まれのお酒。


「らしい」ってのは、各々の分量が門外不出で、製造元以外に知る所がないからみたい。
その製法を解法してみようと調合に調合を重ねて、限りなく似せて作ったのが"偽"電気ブランなんだってよーう。


門外不出の方の"正"電気ブランは、実は以前実際に買ってみた事があったりします。
薬草系のおサケにはまりこんで、色々と買っては試して「うま!」てしたり、「うえーっ!」てしてた頃に。
その時はいつか飲もう。とタンスに閉まいこんで、結局、次に日の目を見たのが引っ越しの時・・・。
一口もクチを付けていないのに捨てるなんてもったいない!とは思ったんだけれどもさ、
結局荷物になるし、その時はバタバタしていてサケを飲んでる場合でもなくて、結局捨てっちまった。
あー。思い出すだけでももったいないコトをした。可哀そうな事をした。


思いがけずにこんな所で再会してしまったらば、なんだか今更になって余計に悔やんでしまうのは俺だけじゃない・・・と思う。
さっきは缶ビールで我慢したけれど、文字に書き起こさんとその味を想像してみると口の中に涎が溜まる。
暑い時期もそろそろ終わるし、缶ビールの出番もそれと同じくして終わりかな。
今度酒屋に寄った時には、是非にコイツを連れて帰ってこようと思います。
親父より長い時を生きてる不出のレシピ。好きになるか嫌いで終わるか。
是非とも、これからの夜長の友になってくれると嬉しいんだけれど・・・。


Wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E6%B0%97%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%B3